2023/09/29
IoT無線ユニットでキュービクルの電力使用状況を見える化
「工場内にある各キュービクルの電力使用状況を、リアルタイムかつ個別に把握したい」というご相談をいただきました。現状では、事務所から離れた不便な場所にあるキュービクルまでデータを読み取りに行っているとのことで、作業効率も悪く、転記ミスにも繋がりかねない状態でした。
キュービクルの各系統に無線対応機器を取り付け、事務所と通信
当初、有線ケーブルの施工を検討していましたが、コストメリットを考慮し、お客様に無線を提案しました。各キュービクル盤系統にIoTユニット「くにまる」を導入する際、メーカーを交えて事前に現地調査と実機テストを行い、電波の強さを確認しました。
問題なく動作したため、無線を使って事務所に通信できるようになりました。ワイヤレスゲートウェイの利用により、広い範囲での電力監視も実現しました。
ワイヤレス通信の利点は、広範囲でもコストを抑えながら監視が可能であることです。また、SDGs活動の一環としてCO2削減の指標設定の必要性も背景にありましたが、これにより、日々の測定作業や報告が大幅に軽減され、効率が向上しました。